第52回 日本ラグビーフットボール選手権大会準決勝
2015-02-27


 今年の準決勝は、花園ラグビー場、ということでテレビでの観戦でした。

 第一試合 ヤマハ発動機ジュビロ vs 東芝ブレイブルーパス

 トップリーグの結果と同様にヤマハのほうがディフェンスもオフェンスも良かったですね。東芝はこれまでの試合同様、昨年までのような強さは見られませんでしたね。スクラムやラインアウト、モールはほぼ五分という感じでしたが、東芝は、ポイントで人をかけないとボールを出せない、しかも遅いということで、ヤマハのディフェンス網をうまく崩すことができませんでした。一方、ヤマハはオフェンスもディフェンスもテンポがいい。しかも、勝負どころでの力の掛け方が違いました。試合中のコミュニケーションと、日ごろの練習から如何にチームとしてやるべきことが徹底できているかがわかる試合でした。後半、残り5分でヤマハがスクラムでペナルティーを取った時の両チームの選手の表情が、この試合を物語ってましたね。あと、東芝はバックス陣のタックルもよく無かったですね。1対1で止められないとこういった競った試合では厳しいですよね。結局はそういったところで差が開いていったように思います。
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 ヤマハ発動機ジュビロ 21点 vs 東芝ブレイブルーパス 9点

 最近、レフリングで疑問に感じることがよくあります。この試合でも、前半の宮澤選手のペナルティになってしまったトライ、何人かのトップリーグの選手もつぶやいてましたが、どう見てもワンモーションですよね。これが反則だと、タックルされたプレーヤーが見方側にボールを送るのも反則になっちゃうと思うんだけど...。後半、大田尾選手のトライに繋がったクリシュナン選手のタックルを受けた後のパス、あれも反則ですよね。タックル成立している(ひざをついている)のにボールリリースしていなかったですよね。一番近くで見ているのはレフリーなので、しようがないと思いますが、こういうところがラグビーのルールが難しいと思われてしまう原因のような気がする。

 第二試合 パナソニックワイルドナイツ vs サントリーサンゴリアス

 試合序盤からボールがよく動く面白い試合でした。しかし、パナソニックのディフェンスはすばらしい。少ない人数でボールを止め、タックルした選手もすぐ立ち上がる。アタック側が、ディフェンスの穴を作るのが難しい。サントリーは、やっぱり南アフリカ代表のデュプレア選手の判断が良い、パス、キック、ポジショニングすべてがすばらしい。あと、ピシ選手ですね。この二人がいないとサントリー厳しいですな。なんて、試合思いながら見てたら、後半、サントリーが豊富な運動量でパナソニックを突き放しました。サントリーの粘り勝ちって感じですね。最後に内田選手のトライで一本返すまでの数十分間に、パナソニックの集中が途切れていなかったら試合がどうなっていたかわかりませんね。それにしても悔しい...勝てた試合でしたな。
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 パナソニックワイルドナイツ 25点 vs サントリーサンゴリアス 31点


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