2022リーグワン第8節東京サントリーサンゴリアスvsコベルコ神戸スティーラーズ: 我が家の小さな海

後半もサンゴリアスの勢いは止まりませんでした。小澤選手の1トライを挟み、リー選手が2トライ、マッケンジー選手が1トライと、この試合で2人の選手がハットトリックを達成しました。しかも、マッケンジー選手はゴールキックも正確で8本蹴って100％とありえない成功率でした。1本目のキックなんて、ちょうど真後ろから見れる位置に座っていたんだけど、絶対外れるって思うようなコースに飛んでいって、ゴール手前でカーブしてしっかり決まりましたからね、このときも異次元を感じちゃいました。

　サンゴリアスはワイルドナイツに土を付けられてるんだけど、この攻撃力で何で負けちゃったのかなって思うくらい、この日は爆発してましたね。しかも、上にも書いたけどみんな楽しそうにラグビーやってるんだよね。この日、ちょっと静かだった垣永選手も「サントリー最高！」って吠えてましたからね。

　スティーラーズの山中選手の前半のミスキック（あれは、ちょっと中途半端でしたよね）を取ったマッケンジー選手のカウンターからサントリーの時間が始まったといっても過言ではないような気がするな。スティーラーズは、このプレー以外もちょっとずつズレが合ったんだろうなぁ...。いいプレーもあったんだけどね、帝京大学から移籍（途中でやめちゃいましたからね）した李選手のプレーは、パスもランもディフェンスも異次元って言っても良いかもしれません、それほどキレキレでした。あと、後半リザーブで入った井関選手も良かったですよね。彼も、キック、ラン、そしてディフェンスと活躍してました。そうそう、モエアキオラ選手のパワフルな内に切れ込むランも良かったですよ、あとは、それをどう次の攻撃に生かすかだよな...。

　忘れてた、ロックのJD・シカリング選手、身長203cm、体重117kgでムチャクチャ足速かったなぁ。マッケンジー選手といい勝負してましたからね。力仕事だけじゃなくて足を生かすような攻撃を考えたら面白いかもね。元シャイニングアークスのアイザック・ロス選手みたいに大外に立たせてみるとかね。

　スティーラーズが最後に意地を見せて2本トライを返したところで試合終了。結局、サンゴリアスが8トライの猛攻で56対17で勝利しました。点差は大きく開いちゃいましたけど、ボールインプレーの時間が長い面白い試合でした。

　そうそう、ヴェルブリッツの滑川選手が笛を吹いてたんだけど。彼のレフリングは分かりやすいし、プレーを細切れにしないので試合が面白くなりますね。