第57回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
2021-01-09


 秩父宮行きたかったんだけどなぁ...この日のチケットも入手できず、ということでテレビで観戦。

 第一試合は、二連覇がかかる早稲田大学と三年ぶりの王座奪還を狙う帝京大学の試合、今年の対抗戦では早稲田大学に軍配が上がっています。帝京大学としては、思い切ってぶつかっていくって感じですね。

 序盤から激しく体をぶつけていく両校、先制したのは、ゴール正面のスクラムでペナルティーを取った帝京大学でした。スクラムは帝京大学でしたね、でもモールは早稲田大学でした。前半6分頃のラインアウトからのモールでのトライ、これぞモールっていう教科書どおりの長くて綺麗なモールでした、しかも、しっかりまっすぐ押せてました。そして、二本目のトライもラインアウトからのモールでした、まるで、明治大学みたいな強力なモールでしたね。
 帝京大学もウイングに入ったツイナカウヴァドラ選手がパワフルなランで大きくゲインしてチャンスを作ってたんですけどなぁ...まぁ、とにかく両校ともディフェンスがよかったですね。接点で寝たままの選手がほとんどいない、リロードが早くてライン攻撃では、なかなかチャンスを作れない緊張感のある試合でした。
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 前半は21対13、早稲田大学リードで折り返しました。ほぼ互角って感じでしたけど、帝京大学に反則が多かったのが気になりました...。

 後半立ち上がり1本目の早稲田大学のトライは綺麗でしたね、センターのところで、ディフェンスの穴が出来たところを上手く突いてフルバックの河瀬選手、ウイングの古賀選手とボールが渡り中央にトライ、早稲田大学らしい良いトライでした。後半20分頃の河瀬選手のトライも早稲田大学らしい良いトライでした。センターの長田選手が帝京大学ディフェンスを引きつけて、河瀬選手がアングルを変えたランで綺麗に抜けたトライでした。
 後半13分の帝京大学のマッカラン選手のトライはよかったですね。帝京大学らしい、一人ひとりが強い当たりと個人技でもぎ取ったトライでした。あと、帝京大学もスクラムがもっと多い展開で強みを出せたら勝負が傾いたかもですね
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 33対27、早稲田大学が決勝に駒を進めました。やっぱり、個人では帝京大学が強かったけど、組織力で早稲田大学が逃げ切りました。早稲田大学は相手チームの硬いディフェンスをどうやって崩すかが、この一週間の課題ですかね。

 第二試合は、2018年の決勝戦の組み合わせ、明治大学と天理大学の試合。このときは、明治大学に軍配が上がりました。
 序盤から天理大学が早い展開で、開始3分で先制しました。縦に数回アタックして最後は外に大きく振ってトライ、理にかなった攻撃でした。その後の明治大学の攻撃も良かったと思います、最後、ラインに展開してトライと思いきやノッコンという結果でしたが、両校とも攻撃のスピードが速くて見ていて面白い試合でした。
 天理大学は攻撃も良いのですが、特にディフェンスが堅い、一人で確実に倒しすばやくリロードする。黒い壁が紫紺の攻撃に立ちふさがるという感じでしたね。天理大学はサイズが小さいけど、前に出る圧が凄かったな。残念な点は、ラインアウトが安定していなかったところですかね。
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