タイトル通りの底抜け（最近、あまりこの言葉聞かないな...）に明るい曲の詰まったアルバムなのだ。

　2019年はライブアルバム3枚に、スタジオアルバム1枚と精力的にお仕事しているCory Wongさんの最新アルバム。ソロでのお仕事以外にもVulfpeckのライブにも参加してるし、The Fearless Flyersのアルバムも製作（まもなく3枚目がリリースされるみたい）と、何かムチャクチャお仕事してますな。

　明るくて、気持ちがうきうきするような明るいファンキーな曲ばかり、ちょっと、昔の話で申し訳ないけど、山下達郎さんのダウンタウンみたいな曲が詰まってると思っていただけると分かりやすいかな。そうそう、日本でいうと、達郎さんとか大瀧詠一さんの世界観だな。同じファンキーでも、VulfpeckともThe Fearless Flyersとも微妙に違うCory Wongワールドなのだ。The Fearless Flyersの片翼のMark Lettieriさんとは同じファンクなのにタイプが違った両極だと思う。

　とにかく、何でもいいから聞いてもらいたいのだ、悲しい気持ちも吹き飛んじゃうよ〜。

　収録曲は以下。

01 Golden (feat. Cody Fry)

written by: Cory Wong, Cody Fry, Marti Fischer

Cody Fry - lead vox/wurli/piano

Cory Wong - guitar/bass/vox

Kevin Gastonguay - b3

Marti Fischer - synth

Nate Smith - drums

Michael Nelson - trombone

Kenni Holmen - sax

Steve Strand - tpt 1

Jake Baldwin - tpt 2

　1曲目から、ノリノリでムッチャ明るい。ボーカルのCody Fryさんの弱っちい青年が最後は大逆転って感じのMVもいい感じです。Coryさんのちょっと、ハードなギターソロも自分は好き。そういえば、この曲、AOR全盛だった頃のCICAGOのイメージかな？

written by: Cory Wong

Cory Wong - guitar/perc

Seth Tackaberry - bass

Kevin Gastonguay - wurli

Jordan Rose - drums

Petar Janjic - drums

　カワイいメロディーのインストゥルメンタル。

03 Restoration (feat. Dave Koz)

written by: Cory Wong

Cory Wong - guitar/synth

Dave Koz - alto Sax/2200 grit sandpaper

Kevin MacIntire - bass

Kevin Gastonguay - keys

Petar Janjic - drums

Ian Gray - trombone

Sam Greenfield - tenor sax

Matt Salazar - tpt

　スローなインストゥルメンタルバラード。Dave Kozさんのアルトサックスがいい感じです。ちょっと、昔のAORとフュージョンを足して2で割ったような曲。