命の営み
2019-03-31


 ウチワサボテングサに胞子嚢らしきものが出てきてから3日ほどした朝...
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 照明を点けてしばらくして水槽を除いたら、ウチワサボテングサの周りに雲のようなものが漂ってました。胞子の放出ですね。
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 筑波大学名誉教授の千原光男教授の1956年の論文によると、胞子嚢が形成されてから2〜3日で放出が始まるみたいです。放出されるものは遊走細胞といって、2本の鞭毛を持っていて活発に動く(泳ぐ)もの。ウチワサボテングサの場合、この遊走細胞に雌雄いわゆるオスとメスがあり、この性別の違う細胞が接合して新しい個体に成長していくという生活史を持っているそうです。
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 ということで、ビデオも撮ったので、GIF動画にしてみた。
 煙みたいなものが、ウチワサボテングサから漂っているのが分かりますか?
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 昨年の夏にウニが卵か精子と放出していたのと同じですな...。
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 我が家の小さな海でも「命の営み」が行われてるんですね。
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 しばらく、水槽の海水が濁ってました。一方で胞子嚢は遊走細胞を放出したので、中が空になったからか色素が抜けてました。
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 胞子嚢が付いていたのが奥の個体、手前が付いていなかった個体。奥の個体は色素が抜けているのが分かりますでしょうか?
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 さて、ちゃんと接合して、新しいウチワサボテングサが生えてくるかな...水槽の中がウチワサボテングサだらけになったりして。
[海水水槽]
[動画]

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