2017-01-30
パナソニックは、センターの林選手の鋭いランで、基点を作り早い球出しでサントリーゴール前に迫るのですが、なかなか、ゴールラインを割ることができません。一方のサントリーはフォワードの近場でラインブレイクしますが、トップリーグでトライを量産した、中靍選手、江見選手、スピードスターの両ウイングに、ボールが渡ることはほとんどありませんでした。
それにしても、フォワードの接点での攻防は見ごたえありましたね。ともにオーストラリア代表の、パナソニックのデヴィット・ポーコック選手とサントリーのジョージ・スミス選手のジャッカルの応酬は凄かった。残念だったのは、ポーコック選手にハンドの反則が多かったことかな。でも、この2人が接点で絡むことによって、ノットリリースの反則を獲ったことが何度かありました。こんな、世界の一流プレイヤーのプレーを目の前で観られるなんて幸せですね。
谷田部選手のゴール前でのノッコンがなければ、そして、福岡選手へのキックパスが通っていれば、試合は違ってたかもしれません。サントリーがトップリーグで全勝優勝をしたのは、伊達じゃありませんでした。パナソニックを良く研究していて対策を練っていたってことなんでしょうね。松島選手が、縦に走らずにキックを多用したのは、そういう意味もあったのかもしれませんね。それにしても、彼のファンタジスタぶりは今日も凄かったですね。後半、福岡選手と競ったキックパスの処理、ボールを持ってつかまった後のボディコントロール、その日本人離れした動きはすばらしいと思います。
15対10、サントリーがパナソニックの最後の猛攻を防ぎきって、4年ぶりの日本一になりました。昨季は9位、良くここまでチームを立て直したと思います。パナソニックは、1年目、2年目の選手が活躍していたので来季も楽しみです。
サントリーの皆さん、本当にうれしそうでしたね。これで、強いサントリーが戻ってきて、東芝も建て直しができれば、来季のトップリーグはもっと楽しくなると思います。
パナソニックの皆さん、本当に悔しそうでした。自分の隣に外国人がいて、オーストラリア国旗を振ってポーコック選手に声を掛けてたけど、ちょっと手を振っただけでした。ポーコック選手、来年もパナソニックに合流するので、活躍に期待したいです。
それにしても、たくさんの人でした。銀杏並木側の出口を出たところ、人、人、人。トップリーグの試合も毎回これくらい入るといいのになぁ...。
さて、この試合で今季の国内リーグは終了、次は来月から始まるスーパーラグビー。いやいや、ホント、一年中ラグビーが楽しめるようになってうれしいですな。
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